この記事のポイント
- タンザニアは2024年11月30日以降、空港でのアライバルビザ廃止・e-Visa一本化が公式に通達されている
- 一方で外務省は「観光目的なら空港・国境到着時にアライバルビザ申請可」と案内しており、情報が併存している
- 2026年5〜6月、陸路のナマンガ国境では実際にVisa on Arrivalを取得できた
ケニア・タンザニアを陸路で周遊するサファリを計画していると、必ずぶつかるのが「タンザニアのビザ、結局オンアライバルで取れるの?」という疑問です。調べれば調べるほど情報が錯綜していて、余計に不安になった人も多いのではないでしょうか。
この記事では、2026年5〜6月にケニア→タンザニアをナマンガ国境で陸路越えした際に、実際にVisa on Arrival(到着時ビザ)を取得できた体験と、公式情報との食い違いを整理してお伝えします。
結論:空港と陸路国境で「言われていること」が違う
先に結論を書きます。2026年8月時点で確認できた情報を総合すると、次のような状況です。
- タンザニア政府は2019年12月からビザ申請を原則オンライン(e-Visa)化している
- 在タンザニア日本国大使館は、2024年11月30日以降、空港でのアライバルビザを廃止しe-Visaへ一本化する旨の通達を出している
- 一方で外務省海外安全ホームページでは「観光目的の短期滞在者であれば、空港および国境到着時にアライバルビザを申請できる」と案内されている
- e-Visa対応の入国地点としては、公式に3空港+陸路国境2カ所(ナマンガ、トゥンドゥマ)が指定されている
⚠️ 「2024年11月に空港でのアライバルビザは廃止された」という公式通達がある一方、「観光なら国境でも取得できる」という情報も併存しており、実際に2026年に入ってからも陸路国境でのアライバルビザ取得を目撃したという声が旅行者の間で出ています。
これが「eVisaを申請すべきか、現地で取ればいいのか分からない」という混乱の正体だと思われます。
実際にナマンガ国境でVisa on Arrivalを取得した話
今回のサファリはケニア(ナイロビ発)からスタートし、マサイマラ・ナクル湖・アンボセリを回ったあと、ナマンガ国境からタンザニア側へ陸路で入国するルートでした。
手配をお願いした現地ツアー会社(Super Eagles Travel & Tours)からは、事前に「e-Visaはトラブル報告が多いので、ナマンガ国境でのVisa on Arrival取得をおすすめする」と案内されていました。実際に国境では、荷物検査とビザ料金の支払いという流れで、比較的スムーズに手続きが完了しました。

一方で、帰路(タンザニア→ケニア方向)の国境ではチップを求められたり、ビザの印刷が必須と言われたり、国境の建物内での両替を勧められたりと、行きに比べるとやや慌ただしいやり取りがありました。国境越えは往路・復路で体感が変わることもある、という点は覚えておくとよさそうです。
ナマンガ国境の位置関係は以下の地図の通りです。ケニア・アンボセリ方面からタンザニア・アルーシャ方面へ抜けるルート上にあります。
📝 体験談としての限界
これは2026年5〜6月時点、ナマンガ国境という特定のルートでの一事例です。制度は国境ごと・時期ごとに運用が変わる可能性があるため、「陸路なら必ずアライバルビザが取れる」と断定するものではありません。渡航直前に必ず最新情報を確認してください。
eVisa詐欺サイトにも注意
タンザニアのeVisaを巡っては、正規サイトを装った詐欺サイトでの被害も報告されています。オンライン申請する場合は、必ずタンザニア入国管理局の公式サイト(後述のリンク参照)からアクセスし、代行サイトや検索広告経由の申請には注意してください。
結局どちらを選ぶべきか
| 入国ルート | 公式な建前 | 実態として言われていること |
|---|---|---|
| 空港(JNIA・KIAなど) | 2024年11月〜e-Visaへ一本化通達 | 事前オンライン申請が無難 |
| 陸路国境(ナマンガ・トゥンドゥマ) | 観光目的なら到着時申請可(外務省案内) | 現地ツアー会社も陸路でのVisa on Arrivalを推奨するケースあり |
陸路でサファリを周遊する予定で、かつ現地の信頼できるツアー会社が同行するケースでは、ナマンガ国境でのVisa on Arrivalも選択肢として実際に機能していました。
一方で、空港から単独で入国する場合や、渡航スケジュールに余裕がない場合は、事前のe-Visa取得を基本線にしておくほうが安全です。
ケニア・タンザニアのサファリ手配について
今回のサファリは具体的な行き先が決まっている方向けに、個人手配の詳細を別記事で紹介しています。あわせてご覧ください。

まとめ
- タンザニアのビザは「2024年11月にe-Visaへ一本化」という公式通達と、「観光目的なら到着時申請可」という外務省案内が併存している
- 2026年5〜6月、ナマンガ国境では実際にVisa on Arrivalを取得できた
- ただし制度は変わりうるため、渡航直前に必ず公式情報を確認すること
- eVisaを申請する場合は詐欺サイトに注意し、必ず公式ドメインから申請すること

